本庶佑さんが今回ノーベル医学生理賞を受賞しましたが、
その内容とは一体どんなものなのでしょうか。
前のページでも紹介しましたが、
簡単に言うと本庶佑さんはガンの新しい治療法を
発見したと言うことのようです。
本庶佑さんは癌細胞を抑制する免疫細胞に
PD-1というタンパク質(免疫細胞のブレーキシステム)があることを発見し、その働きについて研究されます。
免疫細胞はがん細胞を見つけると、
がん細胞を攻撃し退治してくれるのですが、
一方で、がん細胞のほうも免疫細胞に抵抗するそうです。
そしてその際がん細胞は免疫細胞の
ブレーキシステムをいじることによって、
免疫細胞の活動を停止する行動をとってくるのだそうなんですね。
免疫細胞はこれで活動を停止してしまうので、
がん細胞はその後免疫細胞に邪魔されることなく増殖を
繰り返せるようになるのだそうです。
ここで本庶佑さんはこのブレーキシステムを
がん細胞にいじられないようにする方法を見つけたんだそうですね。
その方法が「オプジーボ」という免疫チェックポイント阻害剤を
使用して免疫細胞のブレーキボタンに
蓋をしてがん細胞にいじられないようにすると言うことなのだそうです。
こちらはそのメカニズムをわかりやすく説明した図です。
1.免疫細胞ががん細胞を攻撃していると・・
2.がん細胞が免疫細胞のブレーキシステムを押してきます!
3.そこでブレーキシステムを押されないようにするためにオプジーボでブロック!これで免疫細胞はずっと活動し続けることができます!
4.ちなみに従来は免疫細胞のブレーキシステムを無視してアクセルを強化することだけ考えていたそうです。
上のメカニズムからもわかるとおり、これまでとは全く違ったアプローチの仕方だということが分かると思います!
本庶佑さんはこのようにがん治療ができることを
発見しこの発見が今回のノーベル医学生理賞を受賞するに至ったのだそうです。
こちらは従来のがん治療と本庶佑さんの発見した
がん治療について詳しく説明している動画ですので、
こちらも併せてご覧いただければ今回の内容が
より深く理解いただけると思います。
がん治療が変わる「日本発新免疫法」
次のページでは本庶佑さんの出版本について、
お伝えしていきたいと思います。
こんにちは、ペン太郎と申します!次回の「…
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